ソフトバンク森唯斗投手(28)が11日、ペイペイドームでの自主練習に参加しオンラインで取材対応。しばらくチームは活動休止が続き、ボールを投げられていなかった。だが9日から球団施設での練習がスタートし、3日目にして手応えを得た。

この日はランニングやキャッチボール、ウエートトレーニングを行った。キャッチボールは50メートルほどの距離で強めに投げ込んだという。「こうやってグラウンドを使わせてくれるのはありがたい。ちゃんとやることはやらないといけないな、と思います」と感謝しつつ「ボールを投げるのがぼくらの仕事。投げられないのはしんどかった。3日間やって、案外投げられるなと思いました。投げる方はおそらく大丈夫」と投球への大きな影響は否定。ほっとした表情を見せた。チームの活動休止中はほとんどボールを投げられずにもどかしい状況だったが、そんな中でも「ほっと」する時間を過ごしていた。森は「家で甘いものが食べたかったので、子どもたちとホットケーキを作って食べました。普段はあまりしないんですけど、こういうときなので」と、家族だんらんの時間を生かし、リフレッシュに努めた。

投手リーダーらしく気を引き締める部分も見せた。「もう1回自主トレのように、ランニングをしっかりして、体も追い込んでいこうかなと思う」。守護神らしくどっしりと、心身ともに充実した状態をキープする。【山本大地】