オリックスのドラフト1位宮城大弥投手(18=興南)が16日、大阪・舞洲の球団施設で自主練習を行い、新球フォークの習得に意欲を見せた。

ランニングやキャッチボールを行い、ブルペンでも32球を投げ込んだ。「現在は体調面も良い状態を保てていますし、全体的なレベルアップを目標に練習しています。これまでカーブ、スライダー、チェンジアップを持ち球としていましたが、少し前から新しい変化球として、フォークの練習をキャッチボールの中でするようになりました」と明かした。

1、2軍ともに開幕日が未定で、自主練習を継続する状況だ。宮城は先を見据えて新球のマスターに励むという。「まだ(試合の)投球で投げる段階ではありませんが、決め球の落ちるボールとして使えるようにしていきたい。試合で投げることができるようになれば、投球の幅も広がってくる」。自己最速150キロの速球を軸とするなか、工夫しながら力量を磨く。

「まだ試合でプロ野球選手を相手に投げることができていないので、シーズンが開幕したときには、まずは試合で投げることを目標に頑張っていきたい」

大阪市内の合宿所「青濤館」で生活しており、新型コロナウイルスの感染予防に細心の注意を払う。自室でのリラックスタイムを「部屋ではテレビやアマゾンプライムでお笑い番組を見ることが多いですね。最近よく見ているのは『相席食堂』です」と明かした。「相席食堂」はABCテレビの人気バラエティー番組で、お笑いコンビ千鳥が司会を務める。沖縄出身のルーキーが関西のお笑い文化に浸っている。