西武の新主将、源田壮亮内野手(27)が21日、夏の甲子園が中止になったことを受け「高校生と一緒に何かできることがあれば」と提案した。

規定があり、簡単ではないことは理解しつつ「僕個人の意見ですけど、プロアマの規定とかを今年何か変えて、高校生と一緒に何かできることがあればいいんじゃないかと思います」。一緒にノックを受けるなど、高校生を励ますプランを思い描いた。

源田は「(3年生に)どういう言葉を掛けてあげられるか、正直、難しい」としんみり。それでも自身は甲子園に出場せずにプロの舞台まで上り詰めた。「みんなで頑張ってきたものは今後の人生に絶対つながる。僕自身は甲子園に出たことないですし、それでも大学、社会人に進んでプロになれた。すぐに切り替えるのは難しいと思いますけど、前を向ける日が来たら前を向いて進んでほしい」と自らの経験をふまえてエールを送った。

プロ野球も6月中旬以降まで開幕がずれ込んでいる。源田は野球ができることへの感謝の気持ちが強まったという。「(プロ野球が)延期している間に、高校野球の中止が決まったり。本当に僕らがこうやって野球ができているのは当たり前じゃないんだと再確認できました。何とか元気だったり、そういうのを届けられるようにプレーをしていかないと。本当に開幕できるのなら、野球をやれることに感謝しながらやろうと思います」と意気込みを示した。