ヤクルトの高津臣吾監督(51)が、開幕投手を石川雅規投手(40)に託すことを明かした。23日、ニッポン放送の「ショウアップナイタースペシャル 東京ヤクルトスワローズ 開幕へのメッセージ」に電話で生出演した。

ファンから届いた開幕投手についての質問に「開幕投手は石川ですね。僕の監督1年目で、彼にかけたい。ずっと長く一緒に野球をやってきて、野球勘も理解しているつもり。僕の1試合目のゲームを、彼に託したいと思っています」と答えた。

すでに3月に、石川が球団史上最年長で3年ぶり9度目の開幕投手を務めることが決定していた。シーズン開幕が延期になったことで高津監督は「まだ何も考えていないというのが正直なところ」と再考する可能性も示唆していたが、やはりベテラン左腕への信頼は揺るがなかった。

ラジオでは、ファンから「優勝して、アフロで大都会を熱唱してほしい」というお願いもあった。高津監督は「今の若い選手、リスナーの方含めて、ぼくのアフロ姿を期待している人が多くて。監督になりましたので、アフロ姿は…とは思っているんですが、うれしかったらやるかもしれないですね」と笑顔で“予告”した。

新型コロナウイルスの感染拡大で日本だけでなく、世界が苦しい状況の中、プロ野球は6月中の開幕を目指して動きだしている。ファンに向けて「野球で、暗い世界をなんとかしたいなと思っています。そこに力を注げるのが野球人の宿命、役割だと思っています。開幕したときに明るい話題、気持ちが晴れやかになったりする話題を提供できるように、準備している段階です」とメッセージを伝えた。