ロッテの開幕先発ローテーションの、ラスト1枠決定は持ち越された。

有力候補の二木康太投手(24)が中日戦に先発。4回で8つの三振を奪うなど、角度のある直球が光った。井口監督も「風がこれだけ吹いている中で、うまく使えていた。彼らしい、追い込んでからのフォーク。前回よりも直球が走ってきている」と評価した。

一方で、甘い直球を中日京田に、浮いたスライダーをビシエドにスタンドまであっさりと運ばれ、結果は4回3失点だった。

指揮官は「二木はいい投球をしてくれました」としながら、最終決断について「明日になるかもしれないですし…」と明言を避けた。10日の中日戦に先発する岩下大輝投手(23)との争いが基本線だ。さらに、この日の2軍練習試合で先発したホセ・フローレス投手(31)らも、ラスト1枠の選択肢に残っていることを示唆した。

開幕投手に内定した石川歩投手(32)をはじめ、5投手の開幕ローテ入りは確定的。二木か岩下か、はたまた…。6人目はいずれにしても、23日からの本拠地開幕カード・オリックス戦での先発になる。

二木は「状態は上がってきているので、開幕までさらに上げていければと思います」と吉報を信じ、調整を進める構えだ。