阪神の新助っ人ジャスティン・ボーア内野手(32)が、無安打と結果の出ていない対左投手への苦手意識をキッパリ否定した。11日広島との練習試合(マツダスタジアム)が雨天中止となり、チームは同球場の室内練習場でフリー打撃などで汗を流した。

左の大砲は4番候補として、メジャー92発の看板を引っさげて新加入。10日同カードでは9回に左前安を放ち、15打席ぶりの安打を記録した。この日の練習では井上打撃コーチと言葉も交わし、状態面についてコミュニケーションを図っていた。

2月のキャンプ中から左投手相手には、13打席立って11打数無安打と結果が出ていない。それでも「昨日1本出る前は14打席ゼロだったけど、その間もほとんどが右投手だったので。別に右、左という考え方はしていないです。右投手に対して打てていなくても、そんな質問をされることはないと思いますし。特に投手が右だから左だからというのは意識はないです」と、気にしなかった。

開幕までの練習試合は12日からのオリックス3連戦(京セラドーム大阪)を残すのみ。「今日は中止になりましたけどグラウンドに来て、室内だけど練習して試合の流れで毎日、過ごせているのが自分の中では非常に大きい。あと3試合、同じように。このリズムの中でやっていきたいです」と意気込んだ。