阪神先発オネルキ・ガルシア投手(30)が打者10人の猛攻に沈んだ。

3回まで無失点投球だったが、1点リードの4回に暗転。無死一塁で、岡本に外角速球を完璧に仕留められた。右中間最深部に逆転2ランを被弾。致命的だったのは、その後だ。1死後、陽岱鋼に右中間二塁打を許し、パーラには内角球で詰まらせながら中前適時打を浴びた。さらに死球を与えて、連続タイムリーでさらに2失点…。1イニング6安打5失点の惨状だった。

「点を取られたあのイニングがすべてだった。ボールが高めに集まってしまい、うまくとらえられてしまったし、先制してもらったのに悔しい。こういう結果になってしまったので、今日の投球を反省して、次に向けて、もう1度、自分を信じてやっていきたい」

2月の春季キャンプ中から左肩のコンディション不良で出遅れた。当初の開幕日(3月20日)なら間に合わなかったが、新型コロナウイルスの感染拡大で公式戦が延期になり、開幕ローテーションに滑り込んでいた。今季初登板は4回5失点。中日時代の18年に13勝を挙げた助っ人右腕には、痛恨のスタートになった。