阪神の守護神藤川球児投手(39)が今季4度目のセーブ機で2度目の失敗となった。1点リードの9回に4番手で登板。1死から四球を出すと、桑原に中前打を浴びた。この回から中堅に入った植田が、三塁を狙った一塁走者梶谷を刺そうとしたが、焦ってファンブル。一気に同点の生還を許した。1死一塁。何と同点で切り抜けたかったが、続く3番ソトに145キロ直球を捉えられて2ランを被弾。有観客試合のスタンドからは、ため息と悲鳴が漏れた。藤川はここで無念の降板となった。

試合後、藤川は球団広報を通じて「(先発の)西や、みんなが頑張ってゲームを作ってくれていたのに、こういう形になり本当に申し訳ないです」とコメントした。

藤川は同試合で5試合目の登板。ここまで2セーブを挙げ、日米通算250セーブまであと「5」に迫っていた。しかし、5戦のうち4試合で失点。6月25日ヤクルト戦(神宮)でも、セーブ機で逆転サヨナラ弾を浴びていた。