阪神は序盤の猛攻が効き、2連勝で借金を2に減らした。3位中日とのゲーム差なしをキープした。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。

-スアレスが抑えた

矢野監督 ちょっと風にも助けられた部分もあったと思う。締めてくれたんでね。

-大山の一撃が効いた

矢野監督 初ヒットが1点ではなく、3点になったというのは流れが一気にこっちに来ることになった。相手にダメージを与えるような得点になった。今年は結構、右方向にホームランが出ている。1発で初対戦のピッチャーを仕留めてくれたというのは中身もあったと思う。

-最近の打撃内容は

矢野監督 いいピッチャーに当たれば、そう簡単に打てるもんじゃないけど。悠輔には、こういう中身の濃い打撃というか。あとは凡打の中身も上げていくことが必要じゃないかなと思うから。もう1本のヒットもしぶとく、いいヒットだったと思う。

-打線全体も適時打が出てきた

矢野監督 まあまだ。手放しの喜べるところまではこれていないと思うんでね。もっともっと、みんな状態も上がると思う。もう1歩2歩上がっていかないと。

-西勇は安心して見ていられた

矢野監督 点差もあって、逆に西くらいになると点差あると難しくなるんだけど、でも、しっかり7回まで西らしく投げてくれた。打撃でも、あそこ(4回)で追加点というのは大きなところだったので、打撃もすごく大きかった。

-初回、4回は2死走者なしからの得点。価値がある

矢野監督 本当にそうやね。野球は2アウトから、と言われるように、ダメージという部分でも、向こうも(初回は)ポンポンと抑えて四球死球でホームラン。ダメージはあると思う。そういう攻撃、2死からでもいけるというものをつくっていきたい。

-8回はこの球場は特に怖い部分もある

矢野監督 もちろんね、始めから勝ちパターンでいければいいんだけど、1年間戦う上では引っ張り上げないといけない投手もいるし、いつもいつも同じパターンの投手を使うわけにはいかない。なんとか抑えて勝てたところはプラスの部分であるし、俺個人としても起用の部分での、なんていうかな…去年もここでそういう試合があったので。それはそれで、自分のなかの考えを持って継投しているんだけど、反省というか考えさせられる部分があった試合かなと思います。

-小幡がプロ初出場

矢野監督 打席にも立てたしね、守備も1個だけやったんかな。でも本当に、内野どこでもできるし、1軍っていうのを経験していって、さらなる成長をしていってほしい選手なので。まず1試合出られたっていうのは、プロとしての第1歩を踏めたと思う。攻守両方で引っ張っていってくれるような選手になっていってくれたらなと思います。