ソフトバンクの大砲が目を覚ました。アルフレド・デスパイネが今季1号本塁打を放った。2回1死、楽天涌井の高め直球を捉え、打球はふわりと高く上がり、右翼スタンドまで届いた。先制の1号ソロに「少し差され気味だったけど、入ってくれてよかった。今年の1本目が出たので少しホッとした気持ちと、もっと打ってチームに貢献していきたい」と分厚い胸を張った。

新型コロナウイルスの影響でキューバからの再来日が遅れ、1軍初昇格は8月21日。だが、左膝に違和感が出たため同26日から2軍調整となっていた。前日8日から再合流し、工藤監督からは「少し絞れたと思います。動けている」と評され、復帰2戦目で快音が出た。5回にも涌井から右越えに2号3ランを放ち、この回6点のビッグイニングに貢献。前回対戦で9回1死まで無安打投球を許した難敵を打ち崩してみせた。