ロッテが2連敗し、2カード連続で負け越した。

日本ハム有原と今季3度目の対戦で3敗目。この日も2安打するなど4番安田尚憲内野手(21)は相性が良く、井口監督は「安田の前になんとかランナーを置きたかったんですけど、出なかったですね」。角中、マーティン、中村奨の上位打線が無安打に沈黙し、またも攻略できなかった。

好機はつくった。安田と、自打球による静養からスタメン復帰した井上晴哉内野手(31)がつないだ2回は1死二、三塁と攻めたが後続が凡退。「そうそうチャンスがある投手じゃないんでね。1度で仕留めなきゃいけないなってところで、そのチャンスを逃してしまった」。機動力を生かそうにも、走れるメンバーが出塁できず。投手が宮西に交代した9回に、1点かえすのがやっとだった。

ソフトバンクも敗れたため、首位とは2・5ゲーム差のまま。20日は8連戦の最終戦となる。この日は登板間隔の空いたセットアッパー沢村を、登板3試合目で初めて追う展開で投入した。「明日やれば次は休みなので。明日はとにかく全員、つぎ込んでいきたい」。3タテを全力で阻止する。