阪神2年目の小幡竜平内野手(20)が決勝打を放った。同点の3回2死満塁。高いバウンドの遊撃前のゴロだったが俊足で勝ち越しの適時内野安打だ。7回は中前打でつなぎ、猛攻に参戦した。

8回は絶妙なグラブさばきで併殺を完成。藤浪をもり立てる遊撃守備も光った。「少しずつですが9回通して周りを見られるようになってきた。(7回の安打は)井上さんに『(1軍に)上がってきて一番いい当たりだな』といじってもらった」と話した。

チームのコロナ禍により、開幕から遊撃スタメンだった木浪が球団独自の濃厚接触者に指定されて登録を抹消された。25日のヤクルト戦から小幡が3戦連続の遊撃先発で穴を埋めている。矢野監督は「ある意味、こういう形で試合に出られているので。うまくいかないこともあるし、今日みたいにうまく出てくることもあるけど、そこから成長していってくれたらと思っている」と期待した。