阪神矢野燿大監督(51)が13日、一連の騒動について謝罪した。中日19回戦のためにナゴヤドームに到着した矢野監督は練習前に取材に応じ、「球団の方には事前に相談して許可をもらっていたとはいえ、自分自身の自覚の甘さと認識の甘さっていうのがあった。俺はファンの人を喜ばせたいと言ってるのに、今回の件でがっかりしたファンの人はいると思うし、申し訳ないと思っています。グラウンドでも外でも監督としての自分自身のあり方というものを、改めて見つめ直していきます」と、反省の言葉を口にした。

前日12日に一部夕刊紙が矢野監督は夏場の遠征先で内規に定められた「4人以内」を上回る大多数で会食。球団側は黙認し、この問題を隠蔽(いんぺい)しているとしていると報道していた。球団は同日夕方に「矢野監督の会食は、事前に球団本部の責任者が相談を受け、チームの外食許可日かつ比較的感染者数の少ない広島での開催であり、監督のチームマネジメント、チーム力強化に資する内容と判断したため、球団として許可を出しました」とコメントを発表していた。

阪神は9月25日、5選手のコロナ感染と同19日に名古屋市内で球団内規を破った外食があったことを発表。内規違反に対し、10選手とスタッフ1人に制裁金を課している。