日本野球機構(NPB)とJリーグの第18回「新型コロナウイルス対策連絡会議」(Web会議システムにて実施)が19日、行われた。会議後の合同会見(Web会議システムにて実施)でNPB斉藤コミッショナーは、11月下旬から開催される日本シリーズで現状の観客動員上限50%からのさらなる緩和に慎重な姿勢を示した。

政府の現在の方針では11月末まで50%が上限とされているが、今月下旬にはDeNAが神奈川県などと連係して定員の80%程度まで観客を入れ、実証などを行う。同コミッショナーは「こちらで勝手に緩和することはできない。政府を中心にGO TOトラベル、GO TOイートの大キャンペーンが行われている。言い換えれば『どんどん出て行きなさい』『どんどん食べにいきなさい』ということ。同時に感染を抑えるために行動しなければいけない。できるだけの対策を十分にやって、60、70、80になればいいなと思っている。比較的、頻繁に関係筋とも会話をさせていただいている。今のところ、どうとは言えないが、できるだけたくさんの人が入れるようにやりたいと思っている」と説明した。座長を務める専門家チームの東北大・賀来満夫氏はさまざまな感染予防策を徹底した上で「個人的には(観客を)増やしていきたいという気持ち」とした。