先発マウンドに上がったソフトバンク笠谷俊介投手が日本ハム打線を6回2安打無失点に抑える好投で4勝目を挙げた。

成長著しい6年目のサウスポーの快投でチームは今季初の9連勝だ。

「チームが連勝していたので、自分が崩すわけにはいかないと思っていた」。140キロ後半の直球にナックルカーブ、チェンジアップの変化球など緩急を織り交ぜハム打線を牛耳った。2回1死一、二塁のピンチも清宮、清水を連続三振。4回1死から5者連続三振を奪うなど計8奪三振だ。6回94球。自身プロ最長イニングを投げ、Vロードを突き進むチームをさらに加速させた。「試合をつくりたいという気持ちが一番。とにかく回の先頭打者を取ろうと思って投げました」。有言実行、イニング先頭打者を1人も出すことなく投げきった。これで先発登板は10試合目。オープナーとしてのマウンドが多かったが、ここ2試合は5イニング以上を投げ連勝。若きサウスポーの存在感が増してきた。