巨人は9回に1点差に迫られるも逃げ切り、優勝マジック5とした。

9回は守護神デラロサが1点を失い、さらに1死一、二塁とピンチの場面で5連投となる田口を投入。無失点で今季初セーブを挙げた。

原辰徳監督(62)は「総動員ね。田口は連投が続いているんですけど、いいピッチングをしてくれましたね。真っすぐが走っていた。スライダーの精度に苦しんでいたのかなというのはあるけど、よく踏ん張ってくれました」と評価した。

8回途中3失点の先発今村については「非常に良くなってきています。ずっと良くなっていますね。8回1アウトまではね。四球を出して、数球で2点取られるというのは反省するところもあるでしょうけど、頼もしく今日はうつりました」と言った。

打線は2回に丸の23号ソロで先制するなど、今季セ・リーグ投手で唯一3敗を喫していた天敵の阪神西に初黒星を付けた。

「確かに打ちあぐねている素晴らしい西という投手から5点を取ったというのは良かったと思います。あの場面(5回)でもう1点取っておけばというのはありますね」

これで優勝マジック5。「3くらいになったら意識しましょう」と笑って言った。