東海大・山崎伊織投手(4年=明石商)は、巨人のドラフト2位で指名された。今春、右肘のトミー・ジョン手術を受け、復帰までに1年以上かかるが、最速153キロの速球と多彩な変化球を操る右腕。手術がなければ1位指名が有力視されていた。大学を通じて「上位で指名いただき、素直にうれしく光栄です。ケガもある中で2位指名で、正直なところ驚いています」とコメントした。

東海大OBの原監督は、山崎が3年時から注目しており、山崎も巨人ファン。「子どもの頃から東京ドームで試合を見てきました。まずはケガの治療と体作りに費やすことになると思います」と来季への思いを披露した。

東海大は17日に一部野球部員による大麻使用の疑いから、同部の無期限活動停止を発表。ドラフトの取材対応も自粛した。山崎は「今回の不祥事については、自分も最上級生の1人として責任を感じており、申し訳ない気持ちでいっぱいです。自分がプロで活躍することがお世話になった皆さまに恩返しをすることになると思いますし、あらためて東海大野球部も応援していただけるようになると信じて頑張ります」とした。