高校通算30発の近江(滋賀)土田龍空(りゅうく)内野手(3年)は中日から3位指名を受けた。

土田は「素直にうれしい。ほっとしています」と喜んだ。

1年夏から正遊撃手。プロでも「ショート一本でやりたい」と宣言。先輩となる中日京田には守備の話を聞きたいという。

中日は18年に大阪桐蔭の根尾、19年に東邦の石川昂を獲得。土田は「レベルの高い選手ばかり。しっかりやって追いついていけたら」と意気込んだ。中日のいいところを聞かれ「個人個人の能力が高い。自分が一番いいと思うのはチームの雰囲気」と答えた。

18、19年夏と2年連続で甲子園に出場。1年夏は8強、金足農の吉田輝星(現日本ハム)からも二塁打を放った。土田は吉田との対戦を振り返り「あのとき、1本しかヒットを打てなかったから、これから2、3本と打てるように練習していきたい」とプロでの再戦を願った。

同校の卒業生に、中日の小熊、DeNAの京山らがいる。土田はチームの先輩となる小熊には「聞けることがあれば聞きたい」。京山には「対戦したい1人でもあったので、楽しみ」と話した。