19年ドラフト2位の阪神井上広大外野手が9号ソロを放ち、ファーム本塁打王に食らいついた。

ウエスタン・リーグ中日戦(鳴尾浜)に4番右翼で先発。2回先頭で左腕岡田の直球を捉え、左翼の防球ネットに突き刺した。「(感触は)良かったです。ただ、打球の上がり方が若干ドライブ回転だった。そこをもう少しきれいな角度で上がるように」と反省も忘れなかった。7回には無死満塁で石川翔から中前2点適時打を放ち、3打数3安打3打点と大暴れした。

今季は30日からソフトバンク3連戦(タマホーム筑後)を残すのみ。本塁打王争いは12本で1位のソフトバンク・リチャードを3本差で追いかける。打点王争いも44打点で1位のリチャードまで8差と可能性をわずかに残す。大台10号にも王手をかける井上は「しっかりミートすることを意識して」と直接対決で逆転タイトルを目指す。