阪神先発の西勇輝投手(29)が9回6安打1失点で、今季4度目の完投勝利(2完封含む)。阪神移籍後では最多となる11勝目を手にした。

1回は京田に先制ソロを浴びたが、崩れなかった。2回以降は散発3安打。自慢の制球力で中日打線を手玉に取り、中日大野雄とのエース対決を制した。女房役梅野とお立ち台に上がり「相手が大野さんだったので先制点取られてしまったんですけど、チームが3点取ってくれた。なんとか完投できてよかったです」と笑顔を見せた。

前回登板の23日巨人戦(東京ドーム)では味方の失策も絡んで5回5失点(自責は2)。試合前まで防御率は2・10だったが、この日の完投で2・03まで下げた。「梅野が本当に良いリードをしてくれて投げることができてます。来年もしっかり良いバッテリーを組んで、日本一なりたいと思います」と、頼もしく話した。