巨人ドラフト6位の中京大・山本一輝投手(22)が4日、名古屋市の中京大中京高校で、榑松スカウト部次長らから指名あいさつを受けた。

腕が遅れて出てくるフォームから投じる最速147キロの直球やカーブが武器の左腕は「チーム背負っていけるような選手になりたいです」と意気込んだ。

現在はマリナーズ菊池の動画を参考に2段モーションに取り組んでいる。コロナ禍による自粛期間にワインドアップに挑戦するも、うまくいかず。元々のセットポジションに戻す際に「2段モーションにしたほうが力がでるという部分で」と取り入れた。

話を聞いてみたい選手にはエース菅野を挙げ「やっぱりチームを背負うという部分でも勉強になりますし、取り組み方だったり、すごく話を聞いてみたいです」と胸を躍らせた。

起用法にこだわりはなく「投げられるところでしっかり投げたい。パワーアップして期待に応えたい」と意欲十分だ。榑松スカウト部次長は「球持ちが良くて阪神の岩崎投手みたいなイメージ。まだまだ、伸びしろもあります」と期待。青木担当スカウトは「(先発、中継ぎ)どっちでも、いけると思います。投げっぷりもいいんで。リーグ戦にしても先発で結果を残していますし、本当にどっちでもできるんじゃないかなと思います」と太鼓判を押した。