早大が逆転優勝に王手をかけた。楽天ドラフト1位指名の早川隆久投手(4年=木更津総合)が5安打1失点15奪三振の完投勝利を決め、首位に立った。8日の2回戦に勝つか引き分けで、15年秋以来10季ぶり46回目の優勝が決まる。

▼早大・早川が15奪三振。早慶戦では70年秋1回戦の長谷部優(慶大)が延長11回で16個(9回まで12個)を奪っているが、9回試合では07年秋3回戦の斎藤佑樹(早大=15個)に並ぶ最多となった。東京6大学の1試合最多奪三振は54年春に秋山登(明大)が東大戦でマークした22個。

▼早大は今日8日に勝ちか引き分けなら、03年秋(10戦全勝)以来、2度目のリーグ戦無敗Vとなる。ロッテや大リーグのメッツでプレーした小宮山監督が優勝すれば、元プロ選手の早大監督でVは56年春の森茂雄監督(元イーグルス)以来となる。