DeNAが5日、「キッズベースボールフェスティバル2020 オンライン野球教室」を開催した。例年は、横浜スタジアムなどで選手が指導する球界最大規模の野球教室だが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で初のオンライン開催に。今永、大貫、伊藤光、倉本、柴田、乙坂、細川の7選手が、横浜市18区の野球チームに所属する小学6年生、最大1800人を対象に指導を行った。

10月に左肩クリーニング手術を受けたばかりの今永は、実際に手本を示すことはできなかったが、カメラを手に選手に接近して臨場感のある映像を撮影。「打つ、投げる、捕る」の基本を聞きながらリポーター役を務めた。「受けている子どもたちの反応が見られないので、正直(トークが)ウケているんだかスベっているんだか分からないので…」と難しさを感じつつ「この状況で一番、夢や希望を奪われているのは子どもたちだと思う。僕たちはそういった子どもたちに夢と希望を与えて、なんとか野球を嫌いになってほしくないと思いますし、楽しめる方法ってたくさんあるんだよと発信できたなと思います」と開催意義を語った。

チームは今季、無観客開催時からオンラインの応援企画などに積極的に取り組んできた。左腕は「先取りのDeNAらしくて、いいんじゃないかと思いました」と納得の表情だった。【鈴木正章】