初のタイトルとなる最優秀中継ぎを獲得したヤクルト清水昇投手が、来季の目標に「初勝利 60試合登板」を掲げた。契約更改に臨み、約2・6倍、2200万円増となる3600万円でサインした。「タイトルも取れて、すごく大切な、自信がつくシーズンになった」と話した。

2年目の今季は中継ぎの適性を見いだされ、勝利の方程式入り。52試合に登板し、防御率3・54だった。4敗と打たれる怖さも知ったが、8月ごろに石井投手コーチから「打たれるのが怖いなら、後ろのポジションは辞めなさい」と言われ、思考が変化。「抑えたい」という気持ちを前に出してマウンドに立った。タイトル獲得も、まだ未勝利が気になるところ。来季に向けて「初勝利はしたい気持ちはあります。中継ぎであれば60試合は投げて、チームの勝利に貢献できたら」と目標を掲げた。(金額は推定)