ヤクルト西浦直亨内野手(29)ロッテ井上晴哉内野手(31)が「2020 スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の受賞が21日、発表された。

本賞は、レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ本塁打、またはサヨナラ安打などを放った選手(セ・パ両リーグの各1選手)に贈られる賞。今季記録されたセ・リーグ17試合、パ・リーグ18試合のサヨナラゲームの中から、「最も劇的な一打」を選出した。受賞選手はトロフィーと賞金200万円が贈られる 西浦は6月25日の阪神戦(神宮)で1点を追う9回2死一、二塁で、藤川から左翼席へ値千金の代打逆転サヨナラ3点本塁打を放ち、チームに劇的な勝利をもたらした。サヨナラ本塁打は自身初、代打逆転は球団にとって10年川本以来、10年振り5人目の快挙。

井上は10月13日の楽天戦(ZOZOマリン)の同点で迎えた9回1死一塁の場面で右中間を破るサヨナラ二塁打を放った。10月上旬に新型コロナウイルス感染のため主力選手が多数離脱したチームの中で残された主力として出場したが、この試合では定位置の5番から7番に降格。二塁上で仲間からもみくちゃにされた井上の目には涙があふれていた。