日本ハムが第6の外国人助っ人補強へ、継続調査していることが分かった。来年2月1日のキャンプイン時に外国人選手が6人以上となれば、04年の北海道移転後は最多となる。来季も出場選手登録できる外国人選手が5人までという特例があるため、余裕のある助っ人体制で万全を期す。

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来季の日本ハムは北海道移転後最多の助っ人体制を敷く可能性が出てきた。バーヘイゲン、B・ロドリゲス、王柏融に加えて、今オフに獲得したR・ロドリゲスとアーリンの5人は確定。栗山監督は「もう1人、先発(補強)がいけるのかとか、まだ追ってもらっている。外国人に関しては」と明かした。吉村GMも「引き続き調査しています」。第6の外国人選手獲得へ動いていることを認めた。

選択肢を増やすことは大きな意味を持つ。今季は外国人の出場選手登録が特例で5人まで認められたが、日本ハムは有効活用できなかった。B・ロドリゲスは開幕前に故障し、ビヤヌエバや王柏融も度重なる故障で何度も離脱。5人をフルで登録したのはシーズン終盤のわずか1日だけだった。

来季も特例は継続されるだけに、さらなる助っ人補強が実現すれば、リスクヘッジにつながる。同GMは「メジャーリーグの情勢も(新型コロナウイルスの影響で)不透明な部分もある。まだまだ時間がかかるかもしれない」と、粘り強く動くつもりだ。

来年2月1日のキャンプインまでに新たな外国人選手を獲得できれば、04年以降では最多人数となる。まだ見ぬ新戦力は先発投手かセットアッパーか、さらなる大砲か。覇権奪回へ、できる限りの補強を続けることになりそうだ。【木下大輔】