楽天則本昂大投手(30)が16日、三重県内での自主トレを公開した。

1年目から昨オフまでの7年間は田中将大らとともに行っていたが、今オフから同僚の滝中、高田萌、弟の佳樹とともに行っている。「田中さんのところで7年間、たくさんのことを吸収させてもらいました。僕も30(歳)になったので、後輩をつれて一流の方から受け継いだノウハウを教えていかないといけないなとここ数年感じていたので」と“独立”の理由を説明した。

今回は例年より「全体的に量は増えていると思います」と話す。田中との自主トレで行っていたメニューをベースに「昨年は自粛期間もあってなかなか体を仕上げることができなかった。今年もいつ活動停止になるか分からないので」とさまざまな状況に対応するために、逆算して調整を進める。

昨季は開幕投手を務めるも負傷離脱もあり、2年連続の5勝にとどまった。「開幕投手は選ばれるのであればありがたいので、まずはそこを目指してやっていっていいのかなと。正直どうなるか分からないんで、この状況的に。難しい部分はある。去年と同じような失敗をしないように、どういう状況でも1年間いいパフォーマンスが出せるような調整をできるように今から臨機応援に対応できるような体づくり、メンテナンスも含めてやっていきたい」と見据えた。