オリックスのドラフト1位山下舜平大投手(18=福岡大大濠)が能見投手兼任コーチから「走者くぎ付けの術」を教わった。フィールディング練習で能見コーチ、比嘉、増井ら経験豊富なベテラン陣と同じ班で取り組み、「けん制のタイミングを教えてもらった」とプロ通算443試合登板とキャリアのある左腕の指導に満足そうだった。

この日は宮崎キャンプ初のブルペン投球を行った。捕手を立たせた状態で、直球を23球投じ「これからだなと。ぼちぼちと言ったところ」と話した。福良GM、中嶋監督らも投球を視察しており「5、6割の力で。7割もあったけど(緊張で)力を入れてしまった」と振り返った。

中嶋監督は「大谷(翔平)は大谷。松坂大輔は松坂大輔。そのなかで山下舜平大は(山下舜平大で)いいんですよ。誰と比べることはない」と個性の重要性を強調した。ドラ1右腕が、プロの技術を吸収しながら、大きくなる。【真柴健】