関大が8日、吹田市内の同校グラウンドで始動した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響で、当初の予定から約1カ月遅れのスタートとなった。

ともにプロ志望の野口智哉内野手(3年=鳴門渦潮)、久保田拓真捕手(3年=津田学園)のドラフト候補コンビが、現チームの要。昨年は大学日本代表候補合宿(中止)のメンバーにともに選出された。3拍子がそろう野口は現在リーグ通算75安打。「打率5割を目指したい。この春で25本打てばという気持ちはあります」。100安打の大台と、田口壮氏(51=オリックス外野守備走塁コーチ)が持つ123安打のリーグ記録更新をにらんだ。

久保田は184センチ、96キロの大型捕手。二塁送球最速1秒84の強肩が代名詞だ。「チームとしては日本一が目標。(プロ入りへ)2人で高め合ってやっていけたら」。大学日本一、同校初のドラフト2選手同時指名、有終の美を狙う。【望月千草】