57年ぶりの日本一を目指す日本通運が、さいたま市内のグラウンドで強化練習を行っている。11日は、ゲームノックなどで汗を流した。

例年、宮古島で行っているキャンプが新型コロナウイルスの影響を受けて中止となり、いつもとは違う強化期間になった。午前9時から、野手は午後8時ごろまでバットを振る。沢村幸明監督(40)は「埼玉での体作りは初めてですが、しっかりやって1年間を通して戦える体力面を作りたい」と話した。

今季のスローガンは「TO THE TOP ~1への執念~」に決まった。昨年の都市対抗野球では、初戦でタイブレークの末にホンダ熊本に敗れた。今季から主将に就任した4年目の諸見里匠内野手(25)は「チームで勝ちたいという気持ちが強い。執念を持って、やらないといけないと思う。大人だからこそ、ガムシャラにやるのがかっこいい。練習から執念を持って取り組む」と意気込んでいた。