広島九里亜蓮投手(29)が13日、沖縄キャンプ初のシート打撃で、打者9人に対し安打性の打球5本を浴びるなど課題を残した。

1巡目は先頭の田中広に右前打を許し、鈴木誠、クロンに右中間への2本の長打を浴びた。松山には左前へ運ばれた。2巡目も1安打1与四球と精彩を欠いた。「カーブとチェンジアップを投げて打者の反応をしっかり見ようとマウンドに上がった。外角、内角に投げて、やりたいことはできた」と前向きに捉えた。

第1クール中の4日にはブルペンで347球を投げるなど、投げ込みに徹していた。右腕は「1クール目でしっかり体を張らせるイメージでやってきた。体が疲れていないかといえばそうではないが、しっかり調整して良い状態に持っていきたい」と気持ちを引き締めた。