「掛布チルドレン」はこのままで終われない。プロ7年目で初の2軍キャンプスタートとなった阪神江越大賀外野手(27)が、OBで「HANSHIN LEGEND TELLER」の掛布雅之氏(65)から指導を受けた。16日、同氏が高知・安芸キャンプを視察。昨秋からノーステップ打法に挑戦中で下半身の使い方、閉じ気味だった左足を少し開くなど助言された。

「力むとミスショットにつながるので、力感がない方が良いのかなと。掛布さんに言われたのは、バットがスムーズに出せるように通る道をつくる、それがしっくりきた」

入団1年目から育成&打撃コーディネーター、2軍監督として同氏の教えを受けており、安芸でのタッグ再結成で早速好感触。見守った掛布氏も「やっぱり一番気になるのは江越。打球も良いのを打っている」。昨季は45試合で初の無安打に終わった江越は「(以前も)マンツーマンで指導してもらっていた。結果で返さないといけない」と語り、試行錯誤から突破口を開く。