先発でも平井様!! 西武平井克典投手(29)が、自己最長の7回を5安打1四球1失点で開幕3連勝を飾り、ハーラートップに立った。19年には中継ぎとしてリーグ新記録となる81試合に登板し「神様、仏様、平井様」と呼ばれた鉄腕。今季から先発転向し、前日には10四球と制球難の投手陣の中で存在感を発揮。故障者続出に苦しむチームを救う白星に「ピッチャーがリズムに乗れずにという試合が多かったので、まず初回から断ち切って、いいリズムで投げようと思った。しっかりできてよかったです」と胸を張った。

テンポよく強気の攻めで先頭打者の出塁を一度も許さず、7回2死二塁の一打同点のピンチも代打鳥谷を内角カットボールで二飛に仕留めた。「しっかり内角で攻めると(捕手の森)友哉から言われていたので。しっかり応えることができてよかった」とうなずいた。

山川、外崎、栗山ら主力に加え、若林や山野辺ら若手も故障。山賊打線が苦境の中で接戦を制した。「ピッチャーがしっかりリズムをつくれば、若い子でもたくさん打ってくれるので。まずはいいリズムをつくることが勝ちにつながる一歩になる」。開幕時とガラリとオーダーが変わっても「平井様」の頼もしさは変わらない。【鈴木正章】

▽西武辻監督(平井の好投に) やっぱり一番フォアボールでバタバタとなるピッチャーじゃないので。本当にいいピッチングだったと思います。

▽西武山田(5回1死三塁から決勝の右犠飛) あの場面は右方向を意識していました。けが人が出てチームはピンチかと思いますが自分にとってはチャンス。この機会を前向きに捉え全力でやっています。

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