阪神と日本ハム、米大リーグでプレーした新庄剛志氏(49)が18日、BCリーグ新潟-信濃戦に特別ゲストとして登場した。04年の球宴で史上初のホームスチールを決めて以来、17年ぶりの長野オリンピックスタジアムに「懐かしい。サードベース周りの雰囲気は、一生忘れない記憶です」と話した。93年にゴールデングラブ初受賞した際に贈られた金色のグラブで始球式を行い、「いっぱいあるので」とそれを勝利したBC・信濃にプレゼントするサプライズもあった。

普段から、スカウト目線で試合を見ている。今春に阪神キャンプを訪れた際に視察した佐藤輝については「バットの軌道がものすごく良いから、すぐにでもクリーンアップを打てる打者というのは思った。レギュラーをすぐにとっていることが、すばらしい」と笑顔で話した。

試合中には昨年の12球団トライアウト後、オファーを出したBC・新潟のベンチも訪れていた。「野球が好きだし、2軍の試合や大学も見たい。最終的にはプロ野球に関わりたい。チャンスがあれば、みんなを驚かせたいなと思う毎日を過ごしています」と“新庄劇場”を予告した。