前日入団会見を行った広島新外国人のドビーダス・ネバラスカス投手(28=パイレーツ)とカイル・バード投手(28=レンジャーズ)が27日、山口・岩国市にある由宇練習場で2軍練習参加した。ともにブルペン入りし、先発タイプのネバラスカスは46球、中継ぎタイプのバードは26球をそれぞれ投じた。

長身から角度ある真っすぐなどを中心に投げ込んだネバラスカスは「最初は力が入って球にばらつきがありましたが、終盤はまとまっていて、最初のブルペンとしては良かったと思います。プランはチームと相談して決めるが、球数を増やしていきたいと」と振り返った。真っすぐのほか、カーブ、スライダー、チェンジアップと持ち球すべて投じた。見つめた小林2軍投手コーチは「1日だけでは分からないけれど、角度ある球を投げ、カーブも大きい。メッセンジャー(元阪神)のようになってくれれば」と日本通算98勝右腕のような活躍を期待した。

バードは「真っすぐに力が入りすぎてしまったところもあったが、終盤に変化球を投げたような感覚ですべてまとめられれば。初日としては悪くなかったかなと思います」と振り返った。今後、両助っ人はともにブルペン投球を重ね、フリー打撃登板をへて、実戦に入っていくとみられる。