阪神ジェフリー・マルテ内野手が3試合連続となる適時打を放ち、チーム唯一の得点をたたき出した。

2回までヤクルト先発奥川に完璧に封じられていたが、3回に梅野の安打と近本、糸原の連続四球で2死満塁とし、好機で打席が回った。初球ファウルの後の147キロ直球が甘く入ってきたのを見逃さなかった。打球は右前で弾み、2者が生還。3試合続けてチーム最初の得点を刻んだ。

「近本や糸原がいいシチュエーションを作ってくれるから、いつもチームのみんなの期待に応えたいと思って打席に入っているよ。続けていきたいね」とニッコリ。得点圏では打率4割1分7厘と梅野に次いでリーグ2位と勝負強さを発揮。出塁率も4割6厘でチームトップ。かえすだけでなく、つなぎの役割も果たしている。

この日は守備でも光った。5回無死一、二塁からバントにチャージし、三塁送球で進塁を防いだ。「守備でも積極的に攻めることを心がけている。今日は守備でもいい仕事ができたね」。昨年は1試合4失策など不安もあったが、今季はここまで1失策のみ。来日3年目の助っ人はバットに守備に頼もしい。【林亮佑】

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