楽天田中将大投手(32)が1発に泣いた。7回92球6安打3失点で、3敗目。2戦連続黒星は10年の3連敗以来、自身11年ぶり。

2点リードの6回1死一、二塁。オリックス吉田正に1ボールから外角を狙ったツーシームがやや中へ入った。強烈な打球音とともに左翼席最前列へ逆転3ランを運ばれ、首をかしげた。

故障から復帰後、今季5度目の登板。立ち上がりからテンポよくストライクゾーンへ投げ込んだ。1回は3者凡退。2回は2死から味方失策で走者を出すもモヤをスプリットで左飛に打ち取った。

味方打線に3回に1点を先制してもらい、4回にも1点を追加。右腕も硬軟自在に4回1死まで無安打投球を続けた。吉田正に中前打を打たれたが、続く杉本をスライダーで遊ゴロ併殺に抑えた

5回にも2死からモヤに一塁線を破られる二塁打を許すも、高卒2年目の紅林を3球連続スライダーで空振り三振。59球で試合を折り返した。

だが、6回1死から連打を許し、痛恨の逆転弾を浴びた。7回を3者凡退に抑えたが、1点のリードを許したまま、マウンドを降りた。「6回の3点が勝負を分けてしまった。いい投球はできたと思いますけど、ああいうビッグイニングをつくって逆転まで一気にされてしまうとやっぱりきつくなる。いい投球はできたけど、勝てる投球ではなかったと思います」と振り返った。

オリックスには試合前時点で通算27試合に登板し17勝3敗。10年6月29日で黒星を喫して以来、10連勝だった。前回登板の8日日本ハム戦では7回4失点で2敗目を喫していた。

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