楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22)が98球でプロ初の完封勝利をマークし、ハーラー単独トップの5勝目を挙げた。今季のルーキーで完封一番乗り。 立ち上がりから快調に飛ばした。1回1死から宗に右前打を許すも、前日田中将から決勝3ランを放った吉田正を中飛、杉本を三ゴロに仕留めた。 1点の援護をもらった2回、先頭T-岡田に右中間二塁打を打たれピンチを招く。それでもモヤ、後藤、伏見を打ち取り、しのいだ。 3回以降は独壇場だった。3~5回までは3者凡退。6回に2死一、三塁としたが、杉本を空振り三振に仕留め「よっしゃ!」とほえた。7回以降も崩れず、最後まで1人で投げ切った。 ヒーローインタビューで最終回の気持ちを問われ「球数もそんなにいってなかったので、自分でいけますと監督、小山コーチに伝えました。先週もリリーフのピッチャーに助けてもらったり、野手の方に大量得点でもらった勝ちをもらっているので、今日は自分でチームに貢献できればと思って投げました」と振り返った。今後へ向け「まだまだ長いキャリアが続いていく第1歩の通過点だと思うので、これからもしっかり自分でも勝てるように投げていければなと思います」とさらなる活躍を誓った。 100球以内での完封はメジャーの名投手になぞらえ“マダックス”と呼ばれる。最速150キロの直球、カットボール、チェンジアップがさえ渡り、安定感抜群の投球で力を見せつけた。

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