専大・菊地吏玖投手(3年=札幌大谷)は7安打無失点完投も、援護なく完封勝利を逃した。雨の中での登板。序盤はボールを引っかける場面もあったが、尻上がりに安定した。「だんだんと指先にかかりました。真っすぐを痛打されなかったのは自信になりました」と最後まで投げきった。

ワインドアップから投げる最速148キロ右腕。「自分の中のイメージなんですが、先発投手は振りかぶる方が格好いい」と、小学生の頃からのスタイルを崩さない。フォークは状況に応じ握りを変え、カウント球にも、決め球にも使う。「150キロ中盤は投げたい」と、球速アップにも意欲を見せる。来秋はドラフト候補となって、プロ入りを目指す。