逆襲を期す中嶋オリックスが万事に備える。中川圭太内野手(25)が21日、ペイペイドームで行われた全体練習でプロで出場経験のない二塁守備に入った。今季3年目で主に一、三塁と外野を守るが、この日は二塁でノックを受けた。

練習後、取材に応じた中嶋監督は「(コロナ禍で)いつ何が起こるか本当にわからない」と説明。「突然(選手が)いなくなったときに、誰がどこを守れるのかを考えながら」と、東洋大時代に二塁を守った経験のある中川圭をセカンドの位置に入れた。ユーティリティープレーヤーを有効活用し、非常事態でも臨機応変に対応する構えだ。

チームは借金2で、交流戦前最後のソフトバンク2連戦(ペイペイドーム)に向かう。指揮官は「接戦を取れるか取れないか」とし、ソフトバンク戦を「勝った気のしない、苦しい戦い」と独特の表現を使って引き締めた。だが4年連続日本一軍団相手に、今季は5勝4敗と勝ち越している。借金返済で交流戦に向かいたい。【真柴健】

オリックスニュース一覧はこちら―>