実業家の堀江貴文氏(48)が、プロ野球独立リーグの「九州アジアリーグ」へ参入する新球団の設立を計画していることが22日までに、分かった。

福岡県北九州市を本拠地とし、ホーム球場は「北九州市民球場」が基本線。同リーグの関係者は「手配の関係もあるが、北九州市民球場をメインに考えています。現状チームは熊本と大分のみ。チームを増やしたい考えもあります」と前向きにとらえている。

チーム名は「福岡北九州フェニックス」。ライブドア社長だった2004年に、プロ野球への新規参入を目指した際のチーム名だ。この日自身のツイッターを更新した堀江氏は「フェニックス、その名の通り不死鳥で17年ぶりの復活です」と投稿。加盟申請は今春に行っていたという。

リーグ関係者は「手を上げていただいたことが第一。これから経営や運営が問題なくできるかを審議していきます」と話した。最終決定は8月ごろを予定している。

野球の独立リーグ、九州独立プロ野球機構は昨秋、「九州を元気に」「地域貢献と発展」をテーマに設立された。今年3月20日に開幕。「熊本火の国サラマンダーズ」と「大分B-リングス」によるホーム&アウェーの36試合をベースに、ソフトバンク3軍や四国IL球団などとの交流戦も含め、年間80試合を予定。

熊本はソフトバンクなどで182セーブを挙げた同県出身の馬原孝浩氏(39)がコーチなどを務め、編成にも携わっている。