阪神矢野燿大監督(52)が1点差勝利のしびれる試合を振り返った。1軍昇格して即スタメン出場した北條史也内野手(26)が2本のタイムリーを放ち、リリーフ陣がゼロのバトンをつないだ。

-大きな勝利となった

いやあ、大きいですね。

-攻撃では北條が2本の適時打

復帰してすぐスタメンで、ましてやいい投手からいいところで打ってくれて本当によかったですし、北條らしさを試合でもベンチでもやってくれるんですけど、ああいう選手が活躍するとうれしいですね。

-声出し番長としても大きい

本当にいつでも北條らしさを全部出してね。皆さんにもなかなか伝わりにくい部分かもしれないですけど、そういうところでチームに必要な存在なんで、そういう選手が活躍してくれると盛り上がりますね。

-中野が攻撃の起点になった

今日はいいプレーもありましたし、若い選手を使っている以上、失敗もありますし、失敗からしか成長できないんでね。でもいい準備して試合に臨む、成長していくということは今日も見せてくれたんでね。明日からもチャレンジしながら、失敗を恐れずどんどんいってくれたらなと思います。

-この2人は守りでも

どちらにもしっかりといい攻撃、いい守備だったと思います。

-宮城相手に中軸が苦しんでも勝った

そういう部分で言うと、アキ(秋山)の粘りというか、ああいう展開の中で粘ってくれたというのもありますし、ベンチでも粘るぞ、粘るぞと言いながら意識高くその気持ちをピッチングにしてくれた。その後の投手も苦しかったですけど、つないでいくというのもうちの野球なんで、しっかりやってくれました。

-能見の立ち姿

能見はいつもどんな状況でも、どんな場面でも変わらない。能見の姿は変わらず今日もありましたし、能見もいろんな思いで、絶対打たせるもんかという思いで今日も静かな中でそういう気持ちを持って投球してきたと思うんでね。僕たちも明日も対戦あるんでね。僕たちは常に全力で、能見が出てきた時にはしっかり攻撃していくようにしますし、正々堂々と明日もやれたらと思います。

-明日の連勝、カード勝ち越しに向け

今日いい形でつなげたんで、明日も全員でうちらしくつないでいきます。