日本ハムは9日、8日の阪神1回戦(札幌ドーム)で負傷交代した中田翔内野手(32)と五十幡亮汰外野手(22)について、同日に札幌市内の病院で精密検査を受けた結果、中田は急性腰痛、五十幡は左太もも裏の肉離れ(1度)と診断されたと発表した。両者とも実戦復帰まで3週間の見通しで、この日、出場登録を外れた。栗山監督は阪神2回戦の試合前「思ったよりは全然、軽かった。すぐ戻ってくるよ」とし、今後については「一番早く(1軍に)戻れる、一番良くなる形はどんな形なのかを、ちゃんと選んでやっていく。急性期には、こっち(札幌)の医療機関を使った方がいいかもしれない」と説明した。

中田は3回1死満塁から1点を返す三ゴロを放ったが、一塁を踏んだ後に両膝から崩れ落ち、担架に乗せられベンチ裏へと消え、そのまま交代した。極度の不振のため2軍で再調整し、4日巨人戦(東京ドーム)で1軍復帰したばかりだった。

俊足強肩を武器に活躍中だった五十幡は、1回の守備中に左太もも外側部の違和感を覚えて、イニング終了後、1度も打席に立つことなく途中交代した。春季キャンプ中に肉離れを起こした部分だった。