ヤクルト山田哲人内野手が驚いた。2点を追う6回1死走者なしで、真ん中に入ったカットボールを右翼ポール直撃の15号ソロ。同点で迎えた8回無死一塁では、厳しく攻められた内角のシュートを左翼席へ運んだ。

「なんで打てたのか。自分でもびっくりしている」と無意識に体が反応して、2打席連発を呼び込んだ。

4安打3打点2本塁打で勝利に大きく貢献。16本塁打でリーグ3位タイにつけるが、今季は打率2割5分8厘といまひとつの数字。トリプルスリーを3度達成したバットマンは「個人的にここ最近波が激しいというか。安定して成績を残せていない」と満足しない。チームはこれで交流戦9勝8敗。13日は最高勝率に輝いた18年以来の勝ち越しがかかる。「明日も試合があるので、活躍できるように頑張りたい」と連日の活躍を誓った。