雨の甲子園で首位阪神に挑んだ巨人だったが、序盤の大量失点が響き、痛すぎる敗戦を喫した。

約2カ月ぶりの3位に転落となった。先発のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(27)が3回途中6安打6失点でKO。無死満塁でマウンドを託された2番手田中豊樹投手(27)だったが、サンズに2球目のスライダーを右中間に運ばれ、満塁弾を浴びた。序盤の3回までに7失点を献上。出ばなをくじかれた。

打線は阪神先発の西勇に7回まで5安打1得点に抑えられた。8回には2番手左腕の及川に、湯浅、小林、石川の右打者3人を送り出す代打攻勢も、一ゴロ、遊ゴロ、空振り三振に打ち取られた。

首位阪神との差を縮めるべく臨んだ3連戦の初戦だった。これで阪神と8ゲーム差に広がった。試合前時点で同率2位だったヤクルトが中日に勝利したため、4月26日以来となる3位転落となった。