19日楽天戦が天候不良で中止となり、オリックス宮城大弥投手(19)が、プロ入り初のスライド登板で20日楽天戦(楽天生命パーク)に先発する。

首位楽天と1ゲーム差で、勝てば同率首位に立つ。雨粒を見守った宮城は「(スライド登板は)初めて。分からないことしかない。たくさん睡眠を取りたいなと思う。普段と変わらずやりたい」と遠征先のホテルで爆睡を心掛ける。

新人王争いがデッドヒートとなっている。相手先発は新人王を争う早川で「できれば取りたい。自分は(資格が)今年しかない。早川さんも多分…、今年しかない」とゆったりとした口調で話した。早川は7勝で、宮城は6勝をマーク。“直接対決”の結果次第で勝ち星が追いつく可能性があるが「(新人王は)まずは置いといて、明日に向けて準備をしたい」と気持ちを入れ直した。

前回の投げ合いでは宮城に軍配が上がった。4月4日楽天戦(楽天生命パーク)で、早川と初の直接対決。8回無失点と堂々の投球で19歳左腕が勝利した。ライバルの成績は「ちょこちょこです」とチェックするが、自身の球宴ファン投票1位は「え、本当ですか? チェックしてない。怖いです…」と声を震わせて喜んだ。

ウエービーパーマを五厘刈りにしてみたりと、人気上昇中だが「(実感は)ないです。いっぱい広報の人が写真を撮ってくれているので」と周囲への感謝も忘れない。【真柴健】

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