ロッテ二木康太投手(25)にとって、ソフトバンクの先頭打者が鬼門になっている。

初回、ソフトバンク1番三森に初球の140キロ直球を右中間三塁打にされた。2番中村晃の2球目を犠飛にされ、3球で1点を失った。6回まで3失点で粘るも、7回にだめ押しの3失点を許した。ここでも三森に直球を二塁打にされ、チャンスを広げられた。

井口監督は「(ソフトバンクは)先週なかなか勝ててないチームだったんですけど、その中で入りがね。二木の入りも弱かったのかな」と指摘した。

二木のソフトバンク戦先発は今季3試合目になる。3月26日の開幕戦、5月11日、そしてこの日。いずれも初回の先頭打者に痛打され、流れを渡している。

開幕戦は直球、直球と続けた3球目の直球を、1番周東にセンター前に強くはじき返された。続く2番今宮に初球の直球を間髪入れずに先制2ランとされた。

5月11日も同じく3球連続直球で周東に中前打を打たれ、すぐに二盗を決められた(後続を抑え無失点)。この日も三森に初球の直球を打たれた。

3試合でソフトバンクの1番打者と10打席対戦し、6安打(うち長打が3本)と1四球。捕手は3戦とも違うものの、結果的に打たれた安打は6本とも直球だった(直球での奪三振も1つ)。3試合とも2回以降は相手のタイミングを崩しながら粘りを見せているだけに、試合の入りにさらなる対策が必要になりそうだ。【金子真仁】

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