若者よ、ローテをつかめ! DeNA三浦大輔監督(47)が若手投手陣に後半戦のローテーション入りを争うように指令した。五輪期間中の練習試合で候補を発掘予定で「後半戦のローテも逆算しながら。新しい戦力がファームからローテに入ってきてもらわないと困る」と期待した。

前半戦最後の連戦は、上茶谷大河→有吉優樹→阪口皓亮→ロメロ→大貫晋一→坂本裕哉→今永昇太で切り抜けた。だが、この中で後半戦も確実にローテーション入りする存在として、三浦監督から名前が挙がったのは今永だけだった。三浦監督は「枠は正直埋まってない。(若手は)チャンスだと捉えて。現状はつかみきれてない」。昨季チーム唯一の2桁勝利を挙げた大貫も有力とみられるが、開幕からローテーションを守ってきた浜口遥大は故障で離脱している。まだまだチャンスは転がっている。

2軍では開幕ローテーション入りをつかんだ京山将弥が控え、右肘の張りで離脱していたドラフト1位ルーキー入江大生も11日に実戦に復帰した。前半戦を見返し「先発がしっかり5回以上でゲームをつくった試合は、勝負できている」と三浦監督。12球団で唯一、規定投球回到達者がいないDeNA。先発ローテーションの確立が最優先事項になる。【斎藤直樹】