中日根尾昂内野手(21)が、足部サポーターを製作・販売するライジングユニオン社とアドバイザリー契約を結んだ。根尾の背番号7にちなんで、今月7日に契約を完了した。

根尾は、大阪桐蔭時代から同社の5本指足部用サポーター「フットラーク」を着用。「はくと全然違う。疲れが出ない」と、中日入り後も愛用してきた。今季はプロ3年目で初の開幕1軍を果たし、5月4日DeNA戦ではプロ初アーチを満塁弾で飾った。与田監督も「まだまだ成長段階」としながら「守備力も素晴らしいものがどんどん出ている。彼のプレーでずいぶんチームが救われた。打撃もチャンスでの強さであったり(が出ている)」と及第点を与える。攻守でのチームへの貢献が認められ、前半戦を1軍で完走。アドバイザリー契約に、球団からGOサインが出た。

「フットラーク」は元々、立ち仕事の多い医療従事者用に開発された。足のむくみや疲労の軽減効果があり、アスリートにも愛用者がいる。ライジングユニオン社の豊留恵(とよとめ・めぐむ)社長(47)が大阪桐蔭野球部出身という縁もあり、後輩をサポートしてきた。高卒3年目で結んだアドバイザリー契約の重責を起爆剤に、根尾が後半戦に弾みをつける。