巨人原辰徳監督(62)が19日、21日に開催される全軍混合の紅白戦「リアルジャイアンツカップ」に込めた思いと開催の裏側を語った。

「全員が参加する方法はないかなと。紅白だと(2チームに)限られる。それで1チーム休みを入れて、Aが攻撃、Bが守り、Cが休みと」

監督室で監督付の高木康成氏に自身のアイデアを披露。話はとんとん拍子に進み、チーム構成にも工夫を加えた。

「3チーム作って、ドラフトをやると。監督がどういうチームを作るのか見えるし、俺も参考になる。元木軍、阿部軍、二岡軍。どういうチームを作るか」

「リアルジャイアンツカップ」は、多くの部員を抱える大学、高校のチームにとっても大きなヒントになりそうだ。

「(部員が)多い大学生とか、高校生チームとかがこれからするかもよ。何戦? 三つどもえ戦? 何かいい言葉あるかな。3チーム対抗戦か」

この日、ジャイアンツ球場で行われた「Gドラフト会議」では、原監督が開会のあいさつを行った。

「目の色を変えて、プレーというものを、光るものがあるならば、そこから練習試合とかもありますので、そこで新しい戦力というものを発掘したいと思っています。何より“1Team”であり、そういう中でゲームが行われる。当然、真剣勝負で戦っていくことを皆さんにお願いして、開会のあいさつに代えさせていただきます」